久しぶりの更新になります。
もう10月ですが、今日でGhettoは17周年です。
自殺系サイトの話
今日でGhettoは17周年です。
とはいえ、この数年はリンク集であるいのちの通り道にアクセスが偏向するようになりました。
2003年の秋からしばらく、筆者はブラウン管のPCに向かいながらHTMLを駆使し、このサイトの作成や更新作業に没頭するようになりました。
ところが、いまではネットにアクセスするデバイスはスマホが主流になり、ネットコンテンツの更新までスマホで行う人も増えました。
そうしたなか、プログラミングスキルの必要性は徐々に低くなっている気もしますが、こうしたことにも時の流れを感じています。
ついでに、2000年代の自殺願望がある人たちの意見交換や互助交流を目的としたコミュニティサイトの話をします。
この界隈には、たとえば『DEAD_LINE』や『自殺志願者の憩いの場』や『若者の自殺掲示板』や『自殺掲示板(同名サイトは複数あったがモッツアレラさんが主催していたところ)』や『自殺志願者交流会館』など有名なサイトはたくさんありました。
ちなみに自殺志願者交流会館の場合、そこから生まれた自殺志願者交流会館別館というサイトがあっていまも安定したアクセスがあります。
2000年代は他にも、『自殺企図者』や『Current(元自殺志願者メル友募集掲示板)』のようにブラックスワンになっているところも賑わっていましたね...。
とくに2000年代前半は参入障壁が低く、雨後の筍のようにたくさんのサイトが登場しました。ただし長年運営されることはすくなく、だいたい3年以内に閉鎖になる場合が多かったです。
それにしても、さきに説明したサイトの管理人さんたちのように、この界隈には筆者なんかよりも賢い人や強い人はたくさんいました。
客観的に考えても、このサイトの管理人の能力は凡庸です。サイトを長く続けられていることには運やめぐり合わせが関係しています。
けっして華やかな世界とはいいがたいし、いいことばかりではなかったけど、関わってくれた方や勉強させていただいた方にも感謝です。
日本の自殺問題
すこし現実の自殺問題の話をします。
このところ俳優や芸能人の自殺が続いています。
7月18日の俳優の三浦春馬さんの自殺に端を発し、先月には、2000年代に『黄泉がえり』などの作品で3年連続で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した俳優の竹内結子さんが亡くなられました。
多少知名度のある俳優や芸能人が自殺することはときどきあります。
しかし経済や地位にも恵まれ、亡くなられるまで華やかな業界で活躍されていた竹内結子さんのような人でさえ自殺するという現実にショックを受けた人もおられたことでしょう。
日本では、竹内結子さん級の俳優がなくなったのはいままでにはなかったことです。すこしアナロジカルに考えると、アイドルでは岡田有希子の自殺くらいの衝撃と言っても過言ではありません。
あまつさえ、すこし前から若い女性を中心とした若年層の自殺が激増しているというニュースもあります。
しなやかに生きよう
ざっくりいうと日本で自殺者が多いことには、地縁や横の結びつきが強固であることが関係しています。
そのため普段の人間関係は、ライトで風通しのいい社会のほうが暮らしやすくなります。
こうしたことは、自分が個人的に敬意を払っている人もときどきおっしゃっています。
実際、いまは長い時間遠方の知人とネットでコミュニケーションする機会が増えました。けれども人の心は、自分で思っている以上に現実社会の人間関係によって浮き沈みしやすくなります。
だからこそ穏やかな人生を送るためには、基本的な人間関係をある程度薄めたほうが堅実です。社会情勢も関係していますが、そうした姿勢でいるほうが運もよくなります。
そろそろ筆をおきますが、しばらく自殺や疫病や異常気象のニュースが続いて不安定なご時勢です。
だからあなたも無理をしないで、また他者にも無理をさせないで穏やかに暮らしていけるといいですね。
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